借金が減らないのは支払い利息のせい?

借金の返済は、借りたお金である元金と、その利息を支払わなければなりません。
ところが、毎月返済しているのに一向に元金が減らないと感じられることがあります。

 

借金が減らない理由!意外と大きい利息支払額

銀行の預金が低金利になって、もうずいぶん長い時間が経ちました。
金利は時代によって変化するものですが、バブル期と呼ばれる1990年には普通預金の金利が2%を超えたこともあります。その当時、定期預金の金利は6%でした。
それが、今では普通預金は0.02%、100万円を1年間預けても利息は200円です。定期預金でも0.2%なので、同じ条件では2000円です。
そのため、利息と言えば大したことがない、と思われている人も多くいます。
しかし、消費者金融からの借金は金利が20%弱と、預金金利に比べてはるかに高いことから、利息の支払い額も桁違いに多くなります。これも同じ条件で比べてみると、年間の利息は20万円になります。
消費者金融からの借金は金利が高いから利息も多いと思われるかもしれませんが、銀行ローンでも、住宅ローンのように金利が低くても期間が長いものの金利はばかになりません。
こちらも100万円借り、金利は消費者金融の1/10の2%、月々9000円支払って、10年かけて返済することを考えると、トータルの利息は10万円を超えます。もちろん、住宅ローンは金額が桁違いに大きく、期間も長いため、利息の総額は数百万円になることが大半です。
このように見てくると、利息として支払っている金額が決して小さなものではないことが理解できるのではないでしょうか。

 

借金支払いの充当順位

支払ったお金が、元金と利息のどちらに先に充当されるか、これを支払の充当順位と言います。
契約書には必ず書いてありますし、契約書に記載がなければ法律にも書いてあるのですが、支払った金額は、まず利息に充当され、余りが出れば元金に充当されることになります。このことが実際に、元金がなかなか減らない理由となっています。
50万円借りて、金利が20%、月々1万円を返済するケースを考えてみます。
初めて返済する月は、利息金額が8333円(50万円×20%÷12(1か月分))。支払った1万円のうち、元金に充当されるのは1667円だけです。この時点で元金は49万8千円ちょっとになります。
翌月は、利息金額が8139円、支払った1万円のうち、元金に充当されるのは1861円です。元金の残りは49万6千円ほど。
2か月で元金は4千円しか減っていません。
借金が減らないのはこういった背景があるのです。

 

元金が1万円減るのは、返済を初めてから半年経った6か月後のことです。この時点での利息支払額は5万円です。
もちろん、返済を進めていくに従って利息の金額が小さくなり、元金の返済が大きくなるものの、元金が減らない仕組みは数字でも理解できたのではないでしょうか。

 

借金の返済は元金と利息の支払いが必要です。
利息の金額については、意外と大きな金額となります。そして、毎月の支払った金額はまず利息に充当されるため、なかなか元本が減らないのです。
毎月の支払い額のうち、利息の金額はいくらなのか、その支払いを続けた結果、利息は全部でいくら支払うことになるのか、はぜひ、一度、自分で計算して確認してみてください。